ぬるま湯に浸る

2.5と呼ばれる舞台やら推しやらアニメとか。ゆるっと日常も。

役者ファンという存在はいつだって肩身が狭い。

ナルステの記事上げる前に何してんねんって感じなんだけど。書きたいことがありすぎて纏まらないよ~~~

息抜きというか、ちょっとわたしのもやもやをここに吐き出したいなって思って書き殴ってしまった。

 

某ミュージカルの新作が発表されて、案の定Twitterが荒廃した地と化していましたね。

わたし、彼のファンって幸せそうでうらやましいなあって思ってたんですよ。こんな推しだったら誇りだろうし、推してて幸せだろうなあって。はてブにも、あの人のファンの方がちらほらいらっしゃって、レポとか読むの個人的にすごく楽しいです。参加してないけど何それ楽しそうってなってるし、彼の演技というか、役作りとかきっちりやるところも素晴らしい方だなって個人的に思います。ご縁があんまりなくて、彼の出演作を見る機会はそんなにないんだけど(人気作続いてるしね)、他のキャラクターを演じている彼を見たいなって思うくらいには気になる存在だったりします、わたしにとってはね。

ツボが浅いのかわかんないけど、ケラケラ笑ってるのとかかわいいですよね。ニコ生がとてもいい意味でぐだぐだなところもベリーキュート。人気作に立て続けに出演出来ることって素晴らしいことなのかもしれないけれど、彼が推しの方1人1人に心中お察しします…って言葉を掛けたいくらい。彼のファンをやるのも大変だ。人気作が続くのは有難いけど、もれなくチケット戦争という名の苦難が待っているというわけだもの。推しの演技が見たくても、現場に行きたくてもチケットが取れないのは…自分の推しだったら…と思うとね……(真顔)

 

さて、何だか学級会モードになってたので推しのことじゃないから首突っ込まんとこって思って生暖かい目で見てたんだけど、1つだけ思うところがあったのでブログを書きました。

まあ、タイトルのことなんですけど。

 

役者ファンって、めちゃくちゃ肩身狭くないですか???

 

.5モノの舞台が溢れ返ってる昨今ですけど、やっぱり文化としてはオタクの中で広く浸透してて、誰も彼もがすんなり受け入れられたりはしてないんだなあって。原作厨と呼ばれるファンと役者ファンって永遠に分かり合えることはないのかもしれないなって思ったのが先日の1件でした。

舞台化が発表されれば、「そんなのファンは望んでない」だの「キャラクターと似ていない」だの「こんなクオリティならレイヤーのがまし」だの原作オタクからぼっこぼこに叩かれる推しを嫌でも見せられてしまうし、

かと思えば今回みたいな、「役者ファンは自重して…作品を愛してるファンがチケット取れますように」とか言われるような始末。

 

私たち、役者ファンの存在って何なんでしょうね(白目)

 

役者ファンを擁護する気100%みたいなことではないんですけどね。

わたし個人の意見としては、何を目的として舞台を見に行こうと、同じ金払ってんだから何でもよくね?って思います。というか、実際、.5舞台観劇に行って、この人は俳優目当てだ!とか原作厨とか余程じゃない限りわからんし気にも止めないです。「作品よくわかんないけど、○○出るならチケット頑張る!」とか声高に宣言すべきことじゃなくね?って思うので何とも言えないんですけど。そういうこと平気で言っちゃうファンばっかり付いてる俳優っていうイメージになってしまいかねないしね、原作が好きで、俳優のことを知らない人たちからしたら。

ファン層っていうか、ファンの質?ってやっぱり大切なものだと思うので。わたしにも、俳優としては好きだけど、ファンが怖いし面倒臭いから現場にはあんまり行きたくないっていう方が何人かおりますし、実際それが大きな引き金になって降りた人も過去にはいました。

 

普通の格好で普通に舞台見に来てたら、原作厨だとか俳優厨とかなんかわかんないし、観劇マナーさえ守ってくれれば、何が目的で足を運ぼうと自由だと思ってるし気にしないです、わたしはね。原作ファンで来た人が推しくんの演技を褒めてくれてたら嬉しいし、他の舞台も見てみようかなって言ってくれたらもっともっと嬉しい。逆も然りじゃないんですかね。これ以上ファンの人口増えたら嫌だって思うものなのかな、人気コンテンツ好きとしては。

確かに、原作が好きだ!キャラクターが好きだって人にこそ見て欲しいって気持ちは少なからず湧くけどさ(ナルステとかナルステとかナルステとか)作品よくわかんないけど、○○出てるからチケット申し込んだら当たった〜♪とか呟いてる奴見たら殴りかかりたい気持ちになるけどさ(例:某プリンスのライブ)

それは、口にしちゃいけないっていう地雷があちこちに転がってるような危ういジャンルじゃないですか、2.5次元も、アニメや漫画や声優っていう大きなカテゴリとして見たこの界隈って。ツイッターは確かに、個人で呟く壁打ちみたいなツールだけど、それが公開アカウントでエゴサすれば全世界の人が見られるようなところで言っちゃうのは、俳優厨も原作厨もどうなんだろうね?って思います。本当にただの壁打ちなら鍵垢にしたら良いのにっていう。

 

これだから.5俳優ファンって…って原作厨は思うだろうし、これだから原作ファンって…と俳優厨は思うんだろうなあ。もう永遠に相容れない存在なんですかね、我々は。原作で大好きだったキャラクターを大好きな役者さんが演じてくれたナルステを観劇して、歓喜に打ち震えていた矢先の出来事だったので、ちょっぴり悲しい気持ちになったのでした。

 

原作ファンとして推しのいない舞台にもそれなりに入るけど、普通にうわーってファンはいるけどな!

観劇に来てるのに何しに来たの?って言いたくなるような、痛バとかぬい(この呼び方も普通に気持ち悪いって思うんだけど何なんでしょうね、この文化)持参で膝に置いたりしてるなら別だけど。最近、もちもちしてるやつとか普通の食事とか旅行にまで持参してる人とか、一緒に写真に収める文化が流行してる(のか?けどよく見かける)けど、あれは何なんですか????ちょっと理解出来ないし、したいとも思わないけど、まあ、個人で楽しむ分にはお好きにどうぞって思います(家とかカラオケでの仲間内での鑑賞会とか)。でも、観劇に来てるのに、それって必要あります?って心の底から思うし、必要なんですぅ><っていい歳こいた大人が本気で言ってるなら、頭か精神がどこか異常を来たしてるのでは…?ってなりますね。マナー違反かグレーゾーンな問題だけど、観劇するのに必要のないものは持ってくるなっていう…。なんか観劇マナーとまではいかないけど、ここは君たちがいつも生息してる場所ではないんだよ…って言いたい気持ちになります。言わないけどさ。絶対隣に座らないでくれって祈るくらい。痛バは缶バッジの音がうるさいし邪魔くさいので好きじゃないです。

なんか結局、原作厨の愚痴みたいになってしまったけど、上記のような熱狂的な人じゃない限りわたしは作品ファンの方だろうとおいでよ!って両手を広げてお迎えしたい気持ちです。

 

ぶっちゃけてしまうと、前回の記事で帝一の國がくそおもしろかったって話をしたじゃないですか。わたしが最終章のみ見に行ったのは、お目当ての俳優がいたから。ただそれだけの理由です。作品ファンに殺されるんじゃないかとか、シリーズ通して見てないわたしが…みたいにぶるぶる震えてたんですけど、友人のNちゃんはわかりやすく1作目のDVD上映会をしてくれたし、めっちゃおもしろいから!楽しいから!!!!大丈夫、普通にしてればそんなんわからんわって笑ってました。

結論は前回の記事参照。1作目も2作目も劇場にいたかった………

 

今回の騒動、原作ファンでもなく、推しがいるわけでもないからわたしは蚊帳の外って感じなので、何も言わずにいたんですけど、ツイッターでは。そして、わたしの推しくん、チケット戦争になるような作品に出ないからアレなんですけど。

人気コンテンツっていつもあんなに殺伐としてるの?????こう…お互い煽り煽られ合戦みたいなこと毎回やってるんです??

わたしの永遠のテーマとして、「楽しくない推し活は趣味と言えるのだろうか」っていうのがあって。わたしは推し活をすることで幸せな気分に浸りたいし、推してて楽しい!って思える平和な世界が良いです。なので、どんなに気になってても、客席がカオスな現場は極力避けて通ります。舞台の内容と関係ないところで、不満とか持ちたくないし(勿論舞台の内容にも満足したいけど)、苛ついたり嫌な気持ちになりたくない。

 

推しのことは好きだし、演技もファンへの姿勢も好きだ。でも決まる仕事でいつも学級会が開催されるって辛い以外の何物でもないなって思ってしまいます…。人気コンテンツって大変だ。

 

推しくんは先日まで、.5作品で主演を努めておりました。ちょっと触れたくないなって部分がどうしてもあって、結局のところ観劇には行かなかったんですけど。周りに推しくんのファンがいないので評判とか聞かなかったけどどうだったのだろう。平和に終われていたら良い。推しくんが公演後に上げたブログでたくさんのことを学べた作品だったみたいで、たくさんの人に支えてもらって、たくさんの人に感謝を伝えたいってことを言ってたから、そんな姿を見ることは出来なかったんだけど、でも、推しくんの大きな財産の1つになったんだとしたら良かった。次の作品の糧になるような、これからの人生の宝物になるようなそんなものになっていたら良いなって思いました。見に行ってない身分で偉そうなこと言うなって感じなんだけど。

 

なんていうか難しいな、“推すこと”って。みたいに感じたので、ちょっとタイムリーな話をしてみました。

さっさとナルステのこと書きたい。

 

ぬるま湯に浸かっていたい。

またまたご無沙汰してます。すみません、生きてます。

ごきげんよう。良き推しライフは歩めていますか?

万年5月病だろってくらい省エネで生活してるわたしですが、ぼんやり毎日を過ごしてたら6月になっていました。個人的に6月は嫌いです。だって祝日ないんだもん。固定給の良いところは安定した収入を得る点にあるのかもしれないけれど、わたしみたいな派遣育ちのド底辺人間からしたら、働けば働くだけ損するシステムだなって脳が認識してしまってるからほんとにクズすぎる。いつもはその固定給システムに胡座かいてるくせしてちょっと働く日数が多いとこれだよ!これだからクズってだめだな!

話が逸れた。こんな自分がクズい人間だってことが書きたかったわけでは決してない。

先日、とうとうナルステに行ってまいりましたよ。元気と心にゆとりのあるときにちまちま書いてるんだけど、感想という名のただのうちはイタチを崇め奉るだけの中身のない文章を。中身がないのはいつものことだから仕方ないね!近いうちかもしれないし、遠くなるかもしれないけれど、感想(のような何か)はちゃんと書き上げます。とりあえずナルステとても…良かったとだけ。今はこれだけにしておきます。

 

最近、ありとあらゆることに対して熱意というのか…気力、みたいなものが湧かなくなってしまっています。心が死ぬってこういうことを言うのだろうか。

わたしの勤める会社はまあ、口が裂けてもホワイト優良企業とは言えないような場所で。でも、こんなわたしみたいな何の役にも立たない人間を必要としてくれた…派遣からの引き抜きがあった時はそんな風に思ってました。今考えると馬鹿以外の何物でもない。会社にとっては、派遣会社に馬鹿みたいにマージン取られるくらいなら、直接雇った方がずっとずっと安上がりだってだけの話だったんですよね。当時のわたしは本当に馬鹿で、馬鹿みたいに素直で、他人の言葉の裏なんて考えもしなかったし、わたしを必要としてくれた優しい人たちって思ってたんです。滑稽だったろうな、って今なら思います。上手い誘い文句に頑張ります!とか言っちゃってさ。何にも出来ないくせに、専門的な技術があるわけでもないし、めちゃくちゃ頭の回転が早くて口が上手い訳でもないくせに、やる気だけはあるわたしを、職場の皆さんはどう思ってたんでしょうね。聞く元気も気力ももうないし、今さら、もう、全部どうでもいいんですけど。

そう、全部どうでもよくなっちゃったんです。

わたしは元々、受け身な人間で、受け身な人生を送ってきたんだけど。仕事が辛いって思っても、推しくんがいれば、推しくんや見たい舞台を見に行くために働いてるって思えばそれでいい。労働の対価として頂いている金を趣味に還元する。仕事は元々楽しんでするものじゃないって思ってました。けど、今の会社に入って、身体も精神もボロボロ崩れてきて、自分の趣味だったはずのものにも全力で投資することが難しくなってきて。それでもわたしは普通に生きてて、なんとなく仕事して家に帰って寝て1日が終わって。また同じ1日が始まって…っていう、くそつまんない毎日しか送れなくて。それでも、生きていくにはお金が必要で、だから働くしかなくて…みたいな。何が言いたいか自分でもわかんないんだけど、なんか負のスパイラルってこういうことか…みたいな、デススパイラルに陥っちゃったんです。

舞台化が発表されても、推しくんにお仕事があっても、やったーとかTwitterで呟いたりして。勿論嬉しい気持ちはあるんだけど、どこか他人事っていうのかな。そんなんだから、チケットも全然取ろうとしない。それで、気づいたら「チケット戦争終わってるけど、どうする?」状態です(※配信期限が迫っていたので、先月はめちゃくちゃ初恋モンスター見まくってた。相変わらず意味不明だった。何回見ても何だこれってなる。ほんと好き)。チケット取れなくても、まあそんなもんだよねくらいにしか感じない。チケットないし別にいいやって家に引きこもるばかりの週末。

趣味があるって幸せなことだ。好きなことがあって、その好きなことに全力投球できることって幸せだ。

わたしは何がしたくて生きてるんだろう。何のために生きてるんだろうって最近頻繁に考えます。別に死にたいとか思ってないので心配しないでほしいんですけど。死にたいわけじゃないけど、生きていたいわけでもないなっていうのかな。

何だか精神が空っぽになってしまったような感覚です。久しぶりに行ったナルステはめちゃくちゃ良かったし、何なら凱旋も行くし、楽しみではあるけど。でも、今までのわたしとは何かが明確に違うんです。それが何なのかわかんなくてもやもやする。

推しくんの舞台も久しく行けてない。もう推しって呼べる存在じゃないくらの茶の間オタクに成り下がってしまった。

推しくんのことが嫌いになった訳でもないし、今でもめちゃくちゃ好きだけど、どうしてこんなにモチベーションが低いんだろう。結局、わたしは推しくんを見なくたって普通に生きていけるし、推しくんだってわたしみたいなファンの1人が足を運ぶのをやめても、本人にとってはどーってことない。そんなものなんですよね、現実って。リアコでもお金落としまくってた訳でもなければ、わたしの稼いだお金は全部注ぎ込むみたいな推し方じゃないのに、申し訳なく思うとかおこがましすぎて笑える。

推しくんがこれからも幸せに生きててくれたらわたしはそれだけで幸せだし、これからも舞台の上で楽しく演じてくれてたらそれで幸せだよ。推しくんは演技がとても好きな人だから。次に行ける推しくんの舞台が何になるか全然見通しが立たないんだけど、これからもぬるーく応援させてね。

こんなくそメンタルだからかわかんないけど、最近、すごく幸せになりたいなあって思います。

わたしは何とも寂しいアラサーなので、結婚もしてなければ、そんな予定もないし、ましてや相手さえいないんだけど。

昔から結婚願望もなくて、結婚=幸せに結びつくとは言えないと思うし、結婚したいとか彼氏欲しい恋愛したいとか思ったことはないんです。でも、幸せになりたい。幸せって何だろう。少し前は、推しくんを見に行けること、いろんな役で輝く推しくんを見れること、舞台を見に行くことがわたしの幸せだと思ってた。けど、なんか違うんじゃないかなって。幸せって何なんだろう。

わたしにとっての幸せが何かわかってないくせして幸せになりたいとか意味わかんないの極みなんだけど、でも、本当に漠然とでも確かに、わたし幸せになりたいって思ったんですよ。やっぱりメンタルがやばいのかな知ってる!

みなさんにとっての幸せって何ですか??

 

こんな病んでるみたいな記事上げといて何ですけど、休みに帝一の國(舞台の方)の配信見てゲラゲラ笑った。わたし最終章しか見に行ってなかったんだけど、何で行かなかったんだって後悔するくらい笑いまくったよね。

森園会長は文字通り天使でどうしようただの森園会長ガチ恋勢になってしまう…ってなったし、氷室と駒の関係性が好きだし(オタクこういうのダメなんだツボなんだ)、久我くんが悪ぶってる不良のくせして良い子っていうギャップにやられたし(盗んだバイクは返そうぜ♪って普通に狡くない?笑うしかなくない??)、玲ちゃんが小悪魔すぎてやばいつらい…かわいい……ああいう役をやらせたら天下一品だよねさとうさん…だってかわいいもの…光明の「にゃん♪」があまりに自然にナチュラルボーンにかわいくて流石三津谷亮…怖い好きってなりました。

8月の海帝祭が楽しみですねチケットまだないけど!

世界はきっといつだって、信じることから

ご無沙汰しております、ごきげんよう

GWも最近の休日も観劇の予定もなく、かといって出かける元気も体力もなかったので狂ったように『さよならソルシエ』の配信を見ている近況です。引きこもりかよ。YES!引きこもっていられる週末サイコーだぜ!!!!!!!!!

プレミアムなら9月24日まで見放題ですよ!初回登録30日間は無料だよ!!!

初演の楽曲4曲がiTunesで配信されてるよ!!!!!「ギフト」がフルで聴けるよ!よろしくな!(※露骨なダイレクトマーケティングタイム)

初演DVD→再演配信→初演DVDみたいな無限ループを繰り返して、やっぱりこの作品が好きだと思ったし、色んな方にダイマしたくて仕方ない気持ちになるんだよね。初演しか見てないんだ〜って方とかいたら、悪いこと言わないから今すぐプレミアム登録して再演見て来い!!!!!!!って叫びたくなる病にかかってます。30日間無料で見放題だから!悪いことは言わない。今すぐプレミアム登録だ!!!ってくらい、初演と再演違うから~~あと、良知さんと平野さんファンで見てないって方がいたら今すぐDVDを買うんだ、そしてプレミアム登録を(以下略)

大きな演出や楽曲の変化はないにも関わらず、ここまではっきり違うって感じるものなのかって心から思いますし、きっとそれは、役者の皆さんの演技が大きいのかなって感じます。初演から再演まで1年じゃないですか。1年でここまで変わるんだ役者ってすげえな(小並感)って素直に思いました。主演のお2人のファンの方々に刺されるんじゃないかなってレベルで失礼なことを申しますと、お2人共、年齢的にもキャリア的にも1年で劇的な変化って望めないんじゃないかなってくそオブくそみたいなこと思ってたんですよ。スライディングからの土下寝くらいの勢いでそんなこと思ってた自分をぶっ飛ばしてやりたいですね。

演技は勿論ですけど、歌も全然違うのね…平野さんに関しては、本当に、初演ぶりに見たのが再演だったので、1年でこんなに歌上手くなるんだ…って(素人すぎる感想)。平野良はすげえよってことを心から言いたいです。役者ってすごいね(2回目)

初演と再演どちらが好みかっていう問題は、最終的には個人の趣味というか、人それぞれの価値観の違いによるのかなって思います。アーティスティックな雰囲気が濃くて、「大人の2.5次元」「新しい2.5次元の可能性」と謳っていた言葉に相応しい初演も、“演劇”というものが濃密にされている、物語性の深まった再演も、どちらも好き。寧ろ初演と再演を合わさって『さよならソルシエ』という作品が完成されたと言ってもいいくらい、わたしはどっちも好き!という結論に至りました。優柔不断すぎるマンなので…どちらも甲乙つけ難い良さがあって選べない…ただ、こっちの方が好きだって言われても納得できるし、共感もできるな、とも思えます。赤べこみたいに頷きまくりますよ。

という訳で、みんな配信見ような!ってこれだけが言いたいだけの話でした。

 

GW暇すぎて、dアニメストアに手を出してですね。防衛部やらKステやら見たんですよ(※荒牧さん推しではない)。

防衛部に関しては、しっかりアニメ2期分見てしまったよね。くそくだらなくて笑った。こういう頭の悪そうな作品がとてつもなく好きだ。というか、2年コンビに高崎・荒牧のトキコンビをキャスティングしてくる辺り、公式がとてつもなく恐ろしいですね。そういうの弱いから…性癖にどストライクだからやめろ!って思いつつ、心のいいね!ボタンを5万回くらい押しました。舞台化が発表されたときは「わあーーーお」みたいな気持ちでしたが、見に行けばよかったって後悔しかない。絶対チケット増やしてるパターン。

はーーーー、舞台見に行きたい。今月末まで予定がないんですよね。観劇予定ないから引きこもりに拍車がかかってるけど、その割に金は貯まらない。なぜだ。全力で楽しめる趣味があるってとてつもなく幸せなことで、楽しい!って思える趣味を楽しめる体力や精神があるって恵まれてることなんだなあって最近とても考えます。そんな5月も半分過ぎ去りましたね。

さよならではなくまたね!って笑いたい

春は出会いと別れの季節なんて昔も今も使われる言葉ですが。そんな春はもう終わったろうが!1月も前の話だよ!

社会人になってみたら、出会いだとか別れだとか、そういうものとはだんだんと無縁になっていくのかもしれません。リア充くらいじゃね?別れただとか別れたいけど…とかごちゃごちゃしてるの(リア充に対する偏見が凄まじい)

完全に私事ですが、そんな自分にも「別れ」の春というものがございました。わたしには、10も歳の離れた弟がいまして。実際、もう1人弟はいるんですけど、そっちとは歳が近いので、物心が付く頃から、弟という存在はいつもわたしの中に付きまとってたんですよ。なので、姉として弟の面倒を見てあげる!みたいな記憶は、ずっとなかったんです。10歳になって、2人目の弟が誕生するまでは。物心というか、姉心みたいなものが芽生えてから出来る弟は、それはそれはかわいい存在でした。おしめ替えてあげたり、ミルクあげたり、一緒にお風呂に入ったり。家族の中で1番寝かしつけるのが上手だったこと。初めて寝返りを打った時の表情。初めて歩いた時のこと。泣き虫で甘えん坊で、幼稚園に自転車でお迎えに行ったりもしたなあ。年長くらいになると、家の前の坂を登るのがキツくて、わたしはぜーぜーして自転車を押してる中、後ろに座って楽しそうに今日あったことを話してたこと。わたしの携帯を勝手に弄って自撮りしてたり(まだ自撮り文化のないような時代ですよ)、変なムービー取ってたり。ムービーのデータは残ってるので、いつか弟が結婚するってなった時に絶対流してやるって決めてます(ウザすぎる姉である)

そんな弟が3月で高校を卒業し、新しい道に進むことになりました。それに伴って、実家からも出ることになって。わたしの家は決して裕福な家庭ではないのだけれど、母親は「学歴がないことを足枷にしたくない」と常々言っていて、だから、わたしも上の弟も普通に大学に進学しました。わたしは現役が無理だったので、浪人生活も経験したけれど、その時も「大学には行かない」という考えは、まったくと言っていい程わたしの頭の中にはなかった。それ位、当たり前のことみたいに考えてたんです。世の中には、色々な事情で行きたくても行けなかった方、夢を叶えるために大学ではない道に進むという決意をした方もたくさんいるかと思います。

わたしの弟もそうでした。彼は、大学には進まないという道を選んだんです。

何となく大学を出て、ふらふら生きてきて、何となく今の仕事をしてる。やりたいことも、将来どうなりたいみたいな展望も特になく、本当に毎日をただ「生きてる」だけのわたしなんかより、いつの間にか、彼は身長もそして心も大きくなっていたんだなって。いつまでもかわいくて仕方のない弟ではもういてくれないのかなって少し寂しい気持ちはありますけど。大人になったんだなあ…親みたいな複雑気持ちでした。高校を卒業したら大学へ。みたいなものが、わたしの家庭では普通の感覚にあったので、敢えてそれを捨てて、本人のやりたい道に進む。それは実はすごく勇気の必要なことだと思うんですよね。敷かれたレールを何となく進む方が楽に生きられるのかもしれないけれど、彼は、自分でレールからは外れた獣道みたいなルートに進んでいきました。

大学ではないけれど、一応、学校ではあります。でも、家族は彼の進路については反対でした。わたしは弟溺愛のブラコン拗らせモンスター姉ちゃんだから、やっぱり今でも手放しで応援は出来ない…。そんな道に彼は進んでいきました。自分の将来のことや、自分のやりたいと思うことを貫くこと。親や周囲の反対を押し切ってでも、その信念は絶対に曲げずに旅立って行った彼は、いつまでもわたしの中での小さなかわいい弟ではなくなったんだなあ…と、入学式で彼の後ろ姿を見て感じました。

そう!入学式に行ってきたんですよ。そうそう関われるものでもないし、折角の機会だからって旅行がてら母親と2人旅をしてきました。制服に身を包んだ弟は、鼻の穴しか映ってないみたいなへんちくりんな自撮りムービーを勝手に撮ってた愛らしい面影なんて何処にもなくて。わたしよりもずっとずっと背も大きくなって、いつも猫背だった背中がシャンとしてました。泣くかと思ったわ…(サイコパス姉ちゃんもいいところである)けど、喋ると普通にわたしの弟でしかないところがまたかわいくて。どんなに大きくなっても、環境や周りや本人の考え方や価値観とかが変わっていってしまっても、わたしの弟としての彼はこれからも変わらずいてくれるんだろうなって思ったら、少しだけ安心しました。お別れはあっさりしすぎてて、「泣いちゃうかも〜」とか言ってた自分が馬鹿みたいに思えるくらいあっさりすぎたけど。でもそれで良かったんだと思います。一生会えなくなる訳じゃないですしね。モンスター姉ちゃんなわたしは、最後まで「おめでとう」という言葉を口にすることは出来なかっただめだめな姉ちゃんで本当にごめんだけど、新天地で頑張ると決めた弟の覚悟とその気持ちは応援したいと思います。わたしは君が幸せに生きててくれればそれだけでいいんです。身体には気をつけてね。行ってらっしゃい、またね。

 

さようならじゃなくて、またね!って笑いたいなあって、わたしはその時に果たして笑顔で「幸せになってください」と言えるのだろうかって、最近よく考えるんですよ、若俳の引退やら、アイドルの卒業発表とか聞くと。

ハロプロの子に関しては、わたしは完全に俄の茶の間で、寂しいなんて、ファンの人たち、彼女を推してきたたくさんの方たちのことを考えるとそんなこと口に出来ないとは思うんですけどね。アイドルは茶の間でいようって決めているんです、わたし。男性アイドルだって卒業やら引退とかあるけれど、女の子のアイドルって、男性と比べると遥かにアイドルとしていられる期間が限られてしまうじゃないですか。20歳を待たずに卒業するのだって珍しいことでもない世界です。めちゃくちゃ現場に通ってて、最高の卒業式を見ることが出来たとしても、ありがとうって気持ちも、貴方を応援してきた日々が幸せだった、出会えて良かった推してて良かったと心の底から思っていたとしても、「寂しい」って思いはゼロではないんじゃないのかなって思ったら、わたしは茶の間くらいで良いと思ってしまうのです。

わたし、推しくんが引退発表とかしたら生きていけるのだろうか。生きてはいけるんです、きっと。何となくダラダラと推しくんがもう一般人になってしまった現実を受け入れつつ受け入れられずぐずぐずとわたしはわたしの人生を生きていくのでしょう。それがまた悲しいというか。別にリアコでも何でもないし、全力で推してるファンには申し訳ないですけど、推しがいなくても生きていけるんじゃんっていう現実がまた辛いというか。そんないつかの話は近いのかもしれないし、ずっとずっと遠いのかもしれないし、一生この世界で生きていってくれるのかもしれないし。彼のことは彼にしかわからないけれど、そういう未来が訪れない可能性がゼロではないんだと考えると、とても怖くなります。

今回、卒業発表をした彼女は、アイドルをしていく中で、新しい夢が出来て、その道を進むという決断を下しました。若俳の1人も、ずっと興味のあった芸能とは別の夢に向かって進もうと決意した。芸能人って華やかでいつもキラキラしてるんだろうなとか思うんですけど、こういう彼等の心の葛藤とかを聞くと、彼等も彼等なりに悩んで、自分の敷かれているレールを進むだけで良いのだろうかって考えたりするんだな、彼等も人間なんだなって当たり前のことを思います。わたしなんかよりも遥かに忙しくて、目まぐるしい毎日を過ごしているでしょうに、その中で今の自分の在り方や、将来、自分の本当にやりたいことを考えて生きてるのって、単純にすごいなって思います。毎日、起きて電車に揺られてダラダラ仕事して、家に帰って寝るみたいな、そんな疲れきった人生しか送れていないわたしからしたら、彼等の決断は、ファンの人間からしてみたら悲しい、寂しいことなのかもしれませんが、一人間として、そういう決断が出来るって素敵な人だなあって思うんです。敷かれたレールの上で、別の舗装も何にもされてないような道とも言えない場所に進もうってあんまり思わないじゃん。そういうレールから離れて自分で道を切り開こうとするのって、大人になればなるほど難しいことだってわかるから。だから、そんな人たちの決めたことを、寂しいけど応援したいなって最終的には思います。笑ってありがとう!と伝えられる強くて優しいファンになりたいものです。幸せに生きていって下さい。

たくさんの、あいをこめて花束を。

おおげさだーけどうけとーって(音程が来ない)

すーぱーふらいさんとても好きです。

わたしは元々の声がとても細いので(どうでも良すぎる個人情報)、あんなパワフルに歌が歌える彼女すごいなあって思います。今もなのかはわからないのですけど、当時のエスニック?ヒッピー?なファッションもとても好き。

 

さてさて。

わたしがメンタルやら身体やらをぶっ壊している間に、某てにすをするミュージカルは新キャストが発表されましたね。いつの話してるんだコイツって思われたかと思うのですが、1番そう感じているのはわたしだよ!月日の流れの早さは恐ろしい。当時のわたしはツイートをする元気などなかったもので、ツイッターのTLが湧きまくってるのを恨めしげに眺めておりました。解せぬ。わたしも混ざりたかったわ。推しくんの事務所のアカウントで推しくんのブログが更新されたよツイートをRTするに留めました。わたしの1推しくん、新キャストへの思いをブログに書いてくれていてですね…。なんだかやっと、わたしにとっても彼は過去の人…言い方がアレですね。なんて言えばいいのか…ようやく、彼があのミュージカルを卒業して旅立っていったという現実を、わたし自身の中でも現実として見ることが出来た瞬間だったのかな、と。卒業して何年経ってんだよってツッコミはなしで。現実を受け入れられなかっためんどくさいオタクのわたしは、決勝戦の大千秋楽が収録されたDVDも、卒業となったあの埼玉スーパーアリーナのDVDも、ずっとずっと見れずにいたんですよね(オタ活に完全燃焼出来ずに拗らせたオタクの末路)。長い年月が経ってしまったけれど、ようやくDVDをちゃんと見ることが出来そうです。推しくん、ありがとう。そして、本当にさようなら。君の演じるあのキャラクターが大好きでした。わたしの本命キャラは違う人だったけど、貴方が演じてくれたから、わたしはあのキャラクターを好きになることが出来たんだよ。大切に演じてくれてありがとう。貴方がブログで言ってくれたから、わたしも一緒に新しい彼を応援していこうと思えます。回数は追えなかったし、定点もしてなかった。たくさん後悔が残っているけれど、わたしにとってあのキャラクターを演じてくれていたあの日々は、卒業を見届けることが出来た埼玉スーパーアリーナのあの日は、いつまでも大切な忘れられない思い出に、やっとすることが出来ました。ありがとう、本当に大好きでした。わたしも前を向きますね。

 

さて。そんなてにすのお話ですが、わたしがあのミュージカルを好きになったきっかけになったキャストさんが、先日、ご結婚を発表されました。何この人めちゃくちゃイケメンやないかーい!って転げ落ちるように彼を好きなり、現金な野郎のわたしはそれまで嫌悪していたあの作品に転がり落ちていきました。イケメンは(わたしの中の)世界を変えるんですね。好きになったと言っても、当時のわたしは日本最北の土地で学生をやっていて、まあ、茶の間オブ茶の間だったので、推しなんて呼ぶ権利もないくらいだったんですけどね。彼に会ったのは1度きり。札幌で行われた映画の舞台挨拶の1度きりなんです。そのくらいの、茶の間とさえ呼べるのか怪しいみたいな“好き”だったわけなんですけども。

上京してもう暫く経ちますが、会いに行こうと思えばいつでも会えるし、って思って先延ばしにし続けてきていたら今回のご結婚発表でした。お手紙なんて書いたこともないし、手紙を書ける程、彼に注ぎ込んだものもないので、此処に書き残すことにしました。

応援なんて言えることもしなかったし、ただただ、好きになっただけの人だったけれど、間違いなく、わたしのそれまでの世界観を変えたきっかけになってくれた人。初めて好きになった人。彼があの作品に出演してくれたからわたしは彼に出会えたし、今の推しくんに出会えたのも、彼の存在があったからなんじゃないかなあって思うんですよね。彼がいなかったら、果たしてわたしは2.5次元という界隈に足を突っ込んでいたのでしょうかね。今のブームを考えれば、遅かれ早かれハマったのかもしれないけど。でも、わたしの中での伝説級の思い出となった、1stシーズンの最後のドリームライブには、行かなかっただろうなとは思います。その時もまだまだ地元で学生をやっていたけれど、終焉は見届けなければという使命感に駆られたのは彼の存在があったからこそだと思います。お陰で見事に1stロスを拗らせて、暫く2ndシーズン地雷です(怒)みたいな面倒臭いオタクと化していたけれど。

 

何にも彼に与えることも、返すことも出来なかったけれど、ファンって呼んで良いのか怪しいレベルでしかなかった、にわかの極みみたいなファンだったけれど、わたしにとってはいつまでも特別な存在として、これからも在り続けるのだろうなと思います。

1度休業もあったし、彼には本当に幸せになって欲しいなあってずっと思っていました。彼は今幸せなのでしょうね。良かった、本当に良かった。

心からのおめでとうございますを。

今年こそ彼の姿を見に、劇場へ足を運びたいと思います。

大画面で見る君も最高にかっこよかったよ、な話。

ご無沙汰してます。

観劇予定がなければめっきり更新が途絶えますね。そんな感じで何もせずに寝込んでたり塞ぎ込んでたりしてたら4月も半分以上終わってた。気づけば1ヵ月以上現場に足を運んでない。趣味から足が遠のこうと生きてはいけるのですね。半分死んだように毎日何とか生きてました。

 

久しぶりに、休日にお外へ出てみました。大好きだったアニメの劇場版を見るためです。

特典目当てに我慢しいや節子…と自分に言い聞かせて延ばしに延ばしたっていうのに、いざ劇場入ったら特典配布終わってたっていうねははは(白目)

GW明けにリベンジかな。出来るかな。出来たらいいな。

わたし、基本的に映画ってあんまり好きじゃないんですよ。映画が苦手というか、多分映画館という空間が苦手。見終わった後は必ずと言っていいほど具合悪くなってしまうし、今は体調のこともあって、最後まで劇場の椅子に座ってられるか問題も…。舞台から足が遠のきつつあるのも、これが理由の1つだったりします。何公演も、ましてやマチソワする体力が今はない…先日の推しくんの朗読劇も行けませんでした。もう何ヵ月会ってないんだ…?もう推しと呼んで良い存在か怪しいところです。

話が逸れましたね。なので、映画に関しては、基本的にはよっぽどのことがない限りDVDが発売されるのをひたすら待っているマンです。

ただ、今回の劇場版。何を隠そうわたしが2次元に華麗にアイルビーバックするきっかけになった作品なんですよ。そのくらいに大好きになってしまったキャラクター。そして、わたしが後にハマるきっかけの1つになった声優さんが演じているのが彼、黄瀬涼太くんでした。

2次元は緩く追うことに決めていたので、特別グッズを宗教レベルで収集したり、カフェで推しを自引きするまで通うことはしなかったけれど(でもフィギュアは買った。3つ買った。1つは自宅での鑑賞用、1つは実家での鑑賞用、そしてもう1つは保存用)、それでも原作での黄瀬くんも、アニメの黄瀬くんも、わたしにとっては大好きなキャラクターで、そんなあの作品は、わたしの中では特別な存在だった。続編となるEXTRAGAMEが発表された時、少し複雑な気持ちもありました。これからの彼等の物語をまた見ることの出来る喜びと、あの最後で終わったままで良かったのではないかという思いと。そんなこと言いつつ、続編が連載されればちゃっかり雑誌を買い、単行本も買ったんだけど。黄瀬くんがかっこよすぎて本誌読んで泣いたけど(メンタルが酷い)。

映画、一言で表現すると見に行って良かったと思いました!あの作品を好きになって良かった。そんな劇場版でした。彼等にとってまさにラストゲームとなった、続編を映像として残してくれたことに最大級の感謝を。あの作品を愛している人ならば、過去に好きになったことがある人に見て欲しい作品になっております。続編は原作で読んだから…と思っている方、劇場版には原作にないラストシーンがございます。というか、あのラストはずるくないですか???あんなん絶対泣くに決まってんだろうが…!って、感動通り越して怒りが湧いてきますわ(※嘘です、めちゃくちゃ号泣しました。泣くしかなかった)。

わたしの大好きな黄瀬くんは、大画面でも相変わらずかっこよくて美しくてかっこよすぎました、好きです(語彙力)。続編原作読んだ時に、髪長い方が似合ってるよ…とか思ってた自分をはっ倒してやりたいですね。誰だよ、短髪より長い方が良い!!!!とか言ってた奴。見せ場となるシーンも…とても良かったです。語彙力がくそすぎるせいで良かったとしか言えない自分が不甲斐なさすぎて泣けてくるけど…いやー、声優さんってすげえな(小並感)みたいになりました。わたし、黄瀬くんを演じるあの方の演技がとてつもなく好きでしてね。劇場版をDVDまで待てぬ!!!!ってなった理由の1つに、わたしが続編の中で1番好きと言っても過言ではない台詞『お前ごときオレ1人で十分だっつってんだよ』がかっこよすぎた問題がありましてね(予告編だったかな?リンクの貼り方がわからないので貼れないのですが、YouTubeで見られますのでご興味の持たれた方はぜひ)。あのシーンを見た瞬間、コレは映画館に行かなアカンやつや…って覚悟を決めました。原作読破済のわたしには、あのシーンにどういう意図があって、あの台詞をぶつける彼の覚悟とか、その後の展開とか全部全部わかっていたので、もう泣くしかなかったよね。笠松先輩と黄瀬くんの絆というか、黄瀬君の仲間を思う気持ちの強さ、チームの為にという思いの強さ、先輩たちに教えられた海常のエースとしての在り方は、黄瀬くんの中に確かなものとして、今作も存在し続けているよ…。

WCの誠凛戦での『オレこのチーム好きなんスもん』って黄瀬くんの言葉がとてもとても好きなんですが、黄瀬くんは本当に海常というチームが、共に戦いエースとして自分を支えてくれた仲間のことが大好きなんだなあ…っていうのが続編でも痛いくらいに伝わったので(涙)。もう泣くしかないじゃないか!!!!!!

わたしが見に行った日は、特典狙いのリピーターさんが多かったのか、そんなに涙してる方はいなかった(いたにはいたけど、多かったのは赤司様関連シーンとラストシーンだった印象)にも関わらず、黄瀬くんと青峰くんのダブルチーム辺りからオイオイ泣いてるわたし完全に不審人物でしたよね(白目)。性癖的に間違ってないし本命なので弁明のしようがありませんが、ハンカチで涙拭うわたしを見て、お隣の方にジロジロ見られたのも良い思い出にしておこう。もしかしたら同士の方だったのかな。心の中で僕と握手!

赤司様関連が多かった〜とか言いつつ、見事にわたしも泣いたんですけどね。もう黄瀬くんで涙して涙腺がぶっ壊れたわたしは、そこからずっと泣きっぱなしでした。ゾーンに入ったんだと思いますね(やかましい)。

秀徳コンビも尊い尊いしか言えねえ……。あ、宮地さんの出番は原作でもちょこっとでしたが、ちゃんと劇場版にもご出演してて良かった…相変わらずかわいいお顔してますね。高尾ちゃんは、自分以外の人とのコンビであっさり成功されても複雑…みたいなことを最初は言ってたけれど、緑間くんが、高尾ちゃんが相手じゃなくても…って思えるようになったのは、人事を尽くしているおかげもあるかもしれないけれど、高尾ちゃんという相棒に出会えたことが大きかったのだと思います。キセキのみんなは、それぞれ高校での仲間に、ライバルという存在に出会ったことで変わっていったけど、1番大きく変わったのって、緑間くんなんじゃないかなあって思うんですよ、わたし。それぞれの力が覚醒したことをきっかけに、みんなが変わっていってしまった帝光中時代。緑間くんにも勿論、覚醒はあったけれど、人事を尽くす彼は常に努力を怠ったりはしなかった。自分は自分の人事を尽くすという彼のアイデンティティのせいなのかおかげだったのか、変わっていく仲間を見ても彼は変わらなかった。でも、変わっていく仲間を引き止めることもしなかった。干渉ということをしなかったのは彼の罪なのでしょうかね。そんな緑間くんに高尾ちゃんという相棒が出来たこと、秀徳というチームに、先輩たちに出会えたこと。本当に彼の中で大きな出来事だったのだと思います。洛山戦での彼の言葉が全てだったのではないかな。

どうでも良い話がですが、作品の中でWCの準決勝2試合がわたしは大大大好きであります。お分かりかとは思いますが。帝光中時代のキセキの彼等の在り方は、褒められたものではなかったかもしれません。強すぎる力はかつての仲間たちをバラバラにし、バスケが好きという根幹にあったものさえ無くしてしまった。けれど、そんな過去があったからこそ、彼等はまた、大切なことに気づくことが出来たのだと思うと、無駄なものなんかでは決してなかったと思えます。それぞれバラバラになってしまったけれど、だからこそ、別の仲間と出会うことが出来た。もう、みんなの進学先がそこで良かったね…ってピッタリすぎて、だからこそ泣けてくるんですよね。“キセキの世代”と呼ばれた完璧超人レベルの彼等も、この間まで中学生だったクソガキだったんだなあと。1年や2年かもしれないけれど、彼等よりほんの少し大人な先輩という存在って偉大だったんだなって思います。尊いがすぎる。わたし自身は、青春時代を仲間と共に汗を流すこともなければ、スポーツに全力を注いだこともなかった人間だったので、まったくこれだから青春スポーツ漫画は最高だぜ!!!!!って感じですね。

行ける隙があるかは未定ですが、お目当ての特典が再び配布されることも決定したので、もう1回くらい見たいなあ。1回と言わず何回も見たい。DVDはまだか(気が早すぎるオタク)。

 

舞台観劇は5月末まで予定がないです。最近気になる存在のあらまきさんの出てる薄ミュに軽率に行きたいって思ったんですけど、チケット余裕で完売してた。いつの間に人気作になったんだ薄ミュ……(失礼)

久しぶりの投稿が舞台ネタとはまったく関係ない話で終わってしまった…週末はゆっくり出来るので、もう1つ投稿したいネタがあるので仕上げられたらいいなあ(仕上げるとは言ってない)

かみさまがくれた本当のギフトとは、

今更すぎますが、さよならソルシエ再演を見に行ってまいりました。

 

たくさんの方がはてブでも感想や詳細なレポや考察をされていて、1つ1つ涙しながら読みました。心の中でスター5万個くらい押したい気持ち。

わたしの拙すぎる、ざっくり感想ですが、宜しければ読んで下さると嬉しいです。

 

まず、最初に1つだけ言っても良いですか?

 

これDVD化の予定ないとか嘘だろ!!!!!!!!具体的にどのようなお考えがあってDVD化の予定ないっていう結論に至ったのか公式様に納得のいく説明を頂きたいのですが一体…何故なんだWhy????再演めちゃくちゃ良くなかったですか???初演も勿論良かったけど、再演だってめちゃくちゃ良くなかったですか(2回目)????

今回、諸々事情があって、再演は行けて1回だったもので……(初演は何度か観劇出来ました)何とか体調と諸々調整して1回だけ行きました。映像収録回でした。Oh………映像配信ね!OK!!任せて!と開き直って心置き無くオペラグラス駆使しまくったよ!!!!!!ゴッホ兄弟オペラ越しに見てもやっぱり美しいんだなあ………ため息しか出ない。美しいは正義。

ソルシエは、照明的にも美しい部分も多々あるし、見る場所によって、本当に見え方が異なる(例:キャンバスだったり、表情や照明の見え方等々)ので、何度でも、色んな場所から楽しみたいし、引きで見る映像もめちゃくちゃ綺麗だろうから、やっぱりDVDという形にならないかもしれないっていうのは残念だなあ……あ、コレ引きで見たい!寧ろ2階席から見下ろしたい!!と思うシーンが何度かありました。

好きな舞台には何度でも通いたい野郎ですが、そういうことができる環境(身体も含めてね)にいられた今までって、すごく恵まれていたんだなあと実感しました。

再再演……待ってます…でも円盤くれ……せめて再演ver.のサントラを……

だって、今回はめちゃくちゃお歌が良い!!!!初演をdisる気持ちはないんだごめん!でも正直、再演のお歌めちゃくちゃよかった!!!!!!!

音響が良いっていうのもあると思うんだけど。初演がブルーシアターだったので…。初演の初日見終えた感想として真っ先に思ったのが「なんでブルーシアターなんだ(絶望)」だったので、再演がブルーシアターじゃない!ってだけでいいね!ボタン1億回くらい押したい気持ちになった。

北千住が、特別大好きな劇場っていうわけではないです。遠いし。けど、ブルーシアターでの観劇が地雷って勢いでわたしが苦手なだけ。

よくクソ劇場の代名詞みたいに呼ばれている某アイアですが、わたし的にはブルーシアターのが苦手です。少なくともわたしの尻にはアイアのがまだ優しい。くそだとは思うけど。

 

話が盛大に逸れた!

今回の再演。新曲があった!とかそういう大きな変化はありませんでしたが、なんていうのか、こう……削ったシーンもあったりしたので、こう、シーン毎の余韻みたいなものをより感じられる作品だったのかなあと個人的には思いました。

「新しい2.5次元」とずっと言ってきただけあって、元々静の作品だけど、その雰囲気にピアノ1本だけの音楽がとても綺麗だった。セリフもなく、ただピアノの音が響くシーンも、なんかもうジーンとしてしまって。

なんていうか、よりゴッホ兄弟の絆(って表現していいのかわかんないけど)というか、彼等の心情とか葛藤とか、気持ちの揺れ動きとか、そうした登場人物達にすごく感情移入出来る、おかげで、ストーリーがスムーズっていうのかな(語彙力の限界)、なんだろう!こう!!作品を見た後で、考察し甲斐のあるように作られてるなあと思いました。おかげで涙腺にばっこばっこ刺さるし、辛くて苦しかったけどな!!!!!

初演も勿論良かったし、好きなんです。基本、原作準拠で丁寧で綺麗、役者の皆さんも、丁寧に演じてくれているのがすごく伝わって。カットされて残念だったエピソードもあったけど、すっと物語に入り込めてすっと現実に戻れる感じ。喉越しすっきり爽やかすぎて、なんか感激後にあーだこーだ考察したり、思い詰めたり、ゴッホ兄弟にあがががががってなるのが許されない感じっていうのかな(語彙力)。それが良いのか悪いのかは、見た人それぞれ受け取り方が違うとは思うけど。語彙力皆無な癖に、あががががが作品が好きだし、暫くずるずる考察したりへこんだり沈んだりする作品大好きマンなので、今回、本当に意味のあった再演だったなあと心から思いました。だから円盤をですね……(何度でも言うぞ)それは勿論、演出が良い方向に変わったということもあったし、ピアノ1本だけの生演奏っていうことと、舞台はナマモノっていうことが、本当に上手くリンクしたんだなって思います。今回は見る回によって違うっていう感想をたくさん目にしたので、わたしは1回しか見ることが叶いませんでしたが、改めて、こんな素敵な作品を知るきっかけになってくれたAさん(何時ぞやのブログ参照)に感謝しています。

今回の再演で変更のあったキャストもおりましたが、1年でこんなにも人って変わるんだなあって、役者ってすげえ(小並感)って素直に思えるくらい、皆様、素敵なお芝居をされててですね。

変更のあったキャストはアレですけど、特に初演と再演での印象がガラリと変わったのは、ゴッホ兄弟。特にフィンの平野さんかな、と思います。わたしがゴッホ兄弟好きすぎるせいでの贔屓目が入ってるのは認める。

兄弟の、特に教会でのフィンの覚醒から、フィンの死、「手を」のお歌と、その辺りはやっぱり啜り泣く声も多数。客席一体で固唾を飲んでる感じがなんか好きでした。ただ、わたしは1幕の「考えろ考えろ考えろ考えろ考えろよ!!!!」のシーンからもうアカン!!!!ってなってたけど。1幕終わった段階でハンカチがべっちゃんべっちゃんだったよね。「考えろ」のシーンは、原作でも、初演でも、テオがどんな表情をしているのかがわからないように演出されてますが、初演DVDのバクステだったかな?テオの横顔というか、表情を見られる部分があるんですよね。その時の良知さん(テオ)の表情が思い出されて本当に苦しかった。しんどい。ゴッホ兄弟がしんどい。

後、今回は良知さんの台詞回しが回によって全然違う!ってお声が本当にたくさんで。良知さんは、演技をガッチリ固めて来る方っていう印象だったので、その感想たちがすごく意外に思ってましたが、自分の目で公演を見た時に、はっきりと「初演とはまるで違う」と感じました。初演の時は、最初はテオという存在があまりに綺麗すぎて(おまけにスマートでかっこいいときたもんだ)前半はテオに恋してる夢女子みたいな感じだったんですけど(笑)確かに、再演もかっこよかったし、立ち振る舞いはスマートだし美しかったんだけど!!!!冒頭、テオが通路横から歩いてくる後ろ姿を見て、原作の冒頭が蘇ってきた感覚がありました。原作のシーンとは違うけどさ。演技の細かいところまで説得力のあるテオだったなあと思います。今回、他の人に対する時と、フィンだけに向けてる態度、声色、仕草がまるで違うじゃないですか。平野さん演じるフィンの演技が柔らかい雰囲気だけど「兄」っていうのが強く感じたっていう効果もあって、今回のテオはスマートでかっこよくて固いけど、「弟」感がとてもはっきり描かれているなあと思いました。兄の絶対的な「才能」を目の当たりにして、夢を諦めた絶望、妬み、羨望、でもそれ以上に兄の「才能」を、兄の絵に「恋」をしてしまった自分との葛藤や苦悩。………良知さんはそういう演技が本当にお上手ですよね。フィンにだけ向ける弟のような柔らかい笑顔も、殺しかねんような鋭い目を向ける時も、この時、テオはこんな表情してたんだなあっていうのが伝わって、これこそ舞台の醍醐味だよなあって思って見てました。

「本当は画家になりたかった……」というテオの独白で1幕は終了しますが、原作とリンクしてるこの1幕の終わり方、すごく好きだったりします。

1幕から泣いてたせいで、幕間はぐったりしてたら終わりました。疲れた。泣き疲れて放心状態だった。

教会のシーン、大きく変わった部分はないけど、改めて見ると、兄弟2人の世界すぎじゃない???ジェローム様放ったらかしすぎじゃない??完全に2人の世界だよね??オペラでゴッホ兄弟見てると隙間から見えるジェローム様に笑った。でもすごく良いシーンで、大好きなシーンです。

フィンの画家としての才能を開花させるためのチャンスと考えて、テオは敢えて挑発的に、厳しい言葉をぶつけるけど、半分は兄を覚醒させるための誇張だけど、もう半分…例えば、「自分には何もなかった、でもフィンには絵を描くという才能があった」ということ。そんな現実を思い知った時の絶望とか、随所に彼の本心が隠れていて、だからこそ見ていて本当に苦しい。テオは不器用な優しさを持っている人だと思う。でも、本当に優しい人。テオ故郷の空のことを「大嫌いだったよ」と告げるテオの横顔にゾクゾクした。美しいが殴りかかってくる感じ。フィンが自身を銃で打ってしまった後の、あの、そんなつもりじゃなかったっていう悲しそうなお顔。悲しそうだけど、泣きそうになるくらい歪んでるけど涙は流さないっていう、この絶妙なバランスの表情の良知さんがとても好きなんですけど伝わるかな(伝わらないね、語彙力がない)。教会のシーンは本当に好きだけど、その後の2人がどういう運命を辿るか、物語の結末がわかってるから切なすぎた。絶望。

フィンの亡骸と対面した時の、「髪…切ったのか…」の言い方が回によって違うってレポをたくさん見たのだけれど、わたしは1回しか入れなかったし、入った回が配信回なので、真実を自分の目で確認出来ないのが残念すぎる。その辺どうだったんですかね…。亡骸とはいっても、久しぶりにフィンに会えた喜びみたいなのはあったのかな、「髪…切ったのか…」って少し嬉しそうに微笑むのが堪らなかった。その後でわっと泣き出すから余計にもうやめてくれよォって思ってた。わたしも泣いた。客席も泣いてた。話逸れるけど、あのベッドで眠る平野さんの顔がお綺麗すぎたのも良くないと思うんだよね。

画廊に戻って、兄さんを殺したのは自分だと自身を責めるテオ。どんがらがっしゃーん(言い方が酷い)シーンからの、蹲った時のフィンの手紙を握りしめた手がぶるぶる震えてるのがまじで辛い。三角座りで優しく手紙を開くのが、子どもみたいで好きだった。テオは、完全にフィンの弟で、子どもみたいで。また、平野さんのフィンがさー!!!!!!手紙と「手を」は初演も再演も全然フィンとしてのアプローチが違うなって感じたけど、わたしはどっちも好き。どっちも好きだからこそどっちも形として見たいんだよ!!だから円盤下さい(3回目)!!!!!!

初演は、酒場にいるフィンが手紙を書いている回想という印象が強いんです。でも、再演では、フィンの存在は、もうこの世にはいないけれど、でも、確かに、あの時あの画廊には兄であるフィンがいて、泣きじゃくるテオに語りかけてる、みたいな。わたしのクソすぎる語彙力ではこれが限界だよ…でもどっちもめちゃくちゃ好きで、再演は泣きすぎてしんどくて、もう放心状態で椅子にもたれ掛かってる屍みたいになってた。神様がフィンに与えた本当の贈り物(ギフト)というものは「君だったんじゃないかなあ…」の一言がもう刺さる刺さる!!!!

再演モノって今やそんなに珍しくないじゃないですか。その中で、やっぱり初演が良かったとか、再演の方が…とかっていう好き嫌い問題は起こるものだと思うんですよ。作品自体に対しても、それを演じる役者に対しても。初演の演技も勿論素晴らしかったけど、それとはまた違うアプローチで、それに説得力を持たせることの出来る役者って、なかなかいないのではないかなって思います。何が言いたいかって、すげえよ平野良はってことなんですけど。

初演のフィンは、本当にふわふわとしてて、教会でジェローム様が言ってたように、「全てに無知」って言葉がいい意味でぴったりくる感じっていうのかな…上手く言えないんですけど!けど、再演では、確かにふわふわしてるんだけど、そこはかとなく感じられる「天才」感みたいなものがあった気がします。コイツこんなんだけどただもんじゃねえ雰囲気バリバリのお兄ちゃん。平野良はすごい。

ボドリアールたちに暴行された時に、テオは自分1人が居なくなろうとも、彼等は絵を描くことをやめない。それは、絵を描く以外に出来ることがないからではなく、「絵を描くことしか、生きる意味がないからだ」とはっきりと告げます。

そして、イーサン画廊の開館式で、浮浪者たちに対する、「ただ毎日を精一杯生き抜いて死んでいく人生を、連中は立派な人生だと思っている」という台詞。テオはこの時、少し悔しそうな、苦しそうな表情と声色なんですが、再演で見た時に、やっと、そこがストンと自分に落ちた気がしました。これって、まんま兄であるフィンの人生なんですよね。そして、モンマントルの仲間たちの生き方でもある。だから、テオはそんな生き方を否定出来なくて、苦しいのだなあと。

良知さんの演技は、一見しただけでは解釈が難しい部分があったりするのですが、何度か見ていく中で、自分で考察していく中で、いつしかストンって落ちた時に、すごく説得力のあるお芝居をする方だという目でいつも拝見してます。なので、良知さんのお芝居を見るのがとても好きなんですけど。

プサントに対して、「毒みたいな飲み物」と言って、テオは頑なに口にしようとはしないんですけど、作品の中で1箇所だけ。「兄は自殺した、ということにする」と決めたあのシーンで、その毒を一気に煽るんですよね。あれは、後に、自分は兄の後を追うように死ぬべきだった…と言ってたことから、テオドルスという人間はあの場面で死んだ、ということなのか。フィンセントの弟としてのテオドルスという存在は死んだ、フィンセント・ファン・ゴッホという画家の絵の素晴らしさを後世に伝えるソルシエとして生まれ変わったのか。いろんな考察があって、どれもがおおお!と感銘を受けるものばっかりで、わたしの中ではまだ答えを出しかねてます。でも、受取り方は観客それぞれで、どれが正解っていうのはないとは思うけど、どういう意図でのアプローチなんだろうといつかお聞きしたいものです。

もう1人のゴッホの存在を、人々は誰も知らず、兄の後を追って自分は死ぬべきだったときっぱりと告げ、消えたテオの生き方。「兄さんは、俺の人生のすべてだった…」と泣き崩れたように、テオにとっての神様からの贈り物は、兄であるフィンだったんだなあと哀しくはあるけれど、決して悲劇ではない最高の結末に、心から納得しつつ、静かに涙を流しておりました。

 

話が行ったり来たりで、長いだけのまったく優しくない感想になってしまった……。

素晴らしい感想は、漁ればわんさか出てきますので、そちらをご覧頂きつつ、興味を持たれた方は、GyaO!にて配信中でございますので、そちらを是非。結局、みんな配信買ってくれ!って言いたかっただけ。そして目指そう円盤化!!!!!!!!!